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- どこから来たのか想いを馳せる 年中夢究 2016年6月27日
どこから来たのか想いを馳せる 年中夢究 2016年6月27日
- 2016/6/27
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胡瓜や茄子、トマトはどこから来たのでしょう?
日本古来の野菜は蕗やウド、わさび、ノビルなど山菜類だけ。
ほかの野菜たちはすべて海外?から入ってきたものらしい。どこからどんな風にやってきたのか。そんなことを一人考えて、夏野菜の管理作業している。胡瓜は胡(西域)から伝えられた瓜という意味で西アジアから来た。ナスはインド東部が原産。同じナス科でもトマトやジャガイモは南米アンデスが原産。かぼちゃは中央アメリカ。葱は中国。玉葱は中央アジア。キャベツはヨーロッパ。人参は地中海沿岸の北アフリカ、中近東付近の野生種から栽培が始まったようです。唐辛子、ピーマンは熱帯アメリカの原産。オクラはアフリカ。モロヘイヤはエジプト。
品種改良されいろいろな形、色の野菜が店頭に並んでいますが、その遺伝子はきっと故郷の事を忘れていないのだと思います。梅雨の今の時期、この雨は乾燥地帯出身のトマトにはきついだろうなあとか、きっとシルクロードを旅してきたんだろうなあ、この胡瓜とか。もうすぐオクラの花が咲き始める。そういえば太鼓でお世話になっているギニア人のソロさんはオクラが大好きだったけっとか。
こうしてみると乾燥地帯の原産が多いのですね。乾燥地で育つゆえに果実には沢山の水分を蓄える。甘い実を着けて遠くへ運んでもらう。そんな遺伝子の戦略も感じられる。世界中に広がった野菜たち。人の手を介してではあるけれど、子孫を残すって意味ではすごいのかもしれないなあ。
野菜たちがどんな思いでここに育っているのか知る由もないけれど、どこから来たのって問いかけるのも面白いかもしれませんよ。
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