冬の田んぼ仕事 農薬化学肥料不使用の米作り 年中夢究 2023年1月14日

冬は農閑期なんていわれていますが、なんのなんの。
やること沢山、地味なお仕事ばっかりです。
実は私も就農前(25年以上前)は、もっとゆっくり野良仕事できるのかと優雅な?生活を想像していましたが、とんでもないです。
 
機械の導入で、一昔前ほど人力に頼ることはなくなったとはいえ、その分面積が増えてしまい、ほぼほぼ冬でも休みなく田んぼ仕事。
今季の大仕事は田んぼの高低直しと暗渠排水の修復工事。

高低直しは毎年少しずつ、どこかしらの田んぼの気になった場所をやって、直していくので、恒例のお仕事になりつつあります。
 

田んぼの高低直し

田んぼの高低直し


 
低かった場所へ高い所の土を運びました

低かった場所へ高い所の土を運びました

 

暗渠排水は敷設されたのが40年ぐらい前、どの田んぼも、それなりに傷んできていて、特に無農薬だとザリガニの被害が多いです。
冬の間越冬?のため土中深くまで掘って潜っているザリガニの穴は、春になり水が入ると水みちになってしまい、それが暗渠排水の出口まで続くと、もう田んぼに水が溜まらなくなってしまいます。

今季は暗渠ほ掘り返し、ザリガニの穴を見つけて埋めて水みちを塞ぐ作業。
導入したユンボがなければ、人力ではなかなかやりきれない作業です。
 

ユンボで暗渠掘り返し

ユンボで暗渠掘り返し


 
暗渠まで掘り進むと穴があちらこちらに・・・

暗渠まで掘り進むと穴があちらこちらに・・・


 
この穴を埋めて漏水を防ぎます

この穴を埋めて漏水を防ぎます

 

稲を切るだけではない、ザリガニの被害。
草の発芽を防ぐにはザリガニの存在はは欠かせないのですが、やはり無農薬だと大発生なんてことになると、それなりに被害も大きい。
少しずつでも暗渠を直してしっかり水の抜けない田んぼを作らねば・・・。 
 

まだまだこの作業は続きます。
乾いた冬の時期しかできない、期間限定のお仕事でもあります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

農園からのお知らせ

令和5年産無農薬米 在庫僅少!!
コシヒカリとササニシキ

ご注文はお早めに!

無農薬無化学肥料のコシヒカリとササニシキ
低温貯蔵(15℃~16℃)

農薬と化学肥料を使わずに大切に育てたお米です。

詳しくはこちらから 

ご注文はこちらから 



どうして農薬と化学肥料を使わないのか

農園通信 年中夢究

  1. 山名のマチ 神輿渡業で区内各所を回ります
    7月13日は私の住む海老敷地区の祭典がありました。 この地域は小さな集落単位で、それぞれ神社が…
  2. 畦草刈り
    遅い梅雨入りで、まだ本格的な梅雨はこれからなんて思っていたら、パタッと雨が止み、全く降っていない南房…
  3. 株間は腰を屈めてテデトールです
    今年は初期のチェーン除草の甲斐あって、田の草取りは余裕で終わるはずだったのに・・・。 やり始め…
  4. いつまでやるの? テデトール。 気力が続くまで・・・
    田の草取り終盤戦でもうすぐ終わるなんて言っていましたが、まだテデトールは続いています。 前半の…
  5. 最後は手で取るテデトール
    田んぼに入って草取りすることを田の草取りと言います(当たり前か?) 除草剤を一切使わないので、…
  6. 落ち葉集め 林道大学口線
    野菜の育苗の土を作るために落ち葉集めに行きました。 野菜が主力だった時には、収穫用のコンテナ3…

facebook

ご注文はこちらから

コシヒカリ、ササニシキ、和みリゾット、ジャスミンライス、もち麦、うどんなどのカートです。

旬の有機野菜セットはお米と一緒にその時ある野菜たちをお届けしています。カートの備考欄からお問い合わせください。

 

私たちが作っています

私たちが作っています

2024年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

アーカイブ

カテゴリー

ページ上部へ戻る