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どうして農薬を使わないか
食品の安全や安心???
今の世の中、どういうわけだか「食品の安全や安心」が叫ばれている変な状況です。
食べ物なんだから安全は当たり前、安心なんて考えなくてもいいはずなのに・・・。
なんかおかしいと思いませんか?
農薬には使用基準があり、魚毒性だったり、残留性だったり。
収穫何日前を過ぎたら使っちゃいけないなんて事、おかしいよ。
スーパーに並ぶ多くの野菜は農薬が普通に使われていて、
もちろん使用基準にのっとって正しく使われているのだから、問題ない?のですが、
果たしてそんな野菜を自分の子供に食べさせられるかって思うと、おいらはできないかな。
流通させる以上見た目が第一で虫食いだったりしたら、スーパーの店頭には並ばないですよね。
ねぎぼうずの野菜は虫食いも多いです。虫も一緒にお届けしちゃうことも多々あります。
でも虫たちが普通にいるのが当たり前。農薬を使わずに作っていると畑には沢山の虫たちがいます。
小さなか弱い虫たちの命が生きていける野菜たちなんです。
虫たちが死んじゃうような薬を使った野菜は、果たして人間にとって安全なのでしょうか?
残留していないかもしれないけれど、やっぱりヤダなぁ。
うちの子供はどういうわけか野菜嫌い。
小さいころから野菜ばかり食卓に上っていたからかな。
でも好きな野菜はバクバク食べるよ。
嫌いな野菜も味覚が変化してくれば、
バクバク食べるようになると思うけどね。
つまり自分の子供に食べさせられる野菜を作るには、農薬を使わないんです。
すべての野菜とお米を無農薬で作るんです。
だから農薬を使わない。
いろんな生き物たちにと一緒にいろんな野菜を少しずつ
農薬と化学肥料を使わずに野菜やお米を作っていると、
畑や田んぼでいろんな生き物たちに出会います。
生き物たちの名前は分からなかったりするのだけれど、
カエルやヤゴ、蜘蛛に芋虫、バッタにミミズなどなどなどなど。
たぶんそこには人間の頭では理解できないような、
すごい世界が広がっているんだと思います。
カッコよく言えば生物多様性。
そんでもってその沢山の生き物たちに囲まれて野菜やお米が育つわけです。
野菜やお米も人間が作付けているけれども、
いろんな生き物たちの想像もできないような、
すごい世界の中の一部になって育っているんだと思います。
殺虫剤や殺菌剤などの農薬は、
生き物たちが織りなすすごい世界を壊しちゃう。無差別殺戮です。
おいらにはとてもとてもそんな事はできません。
食の安心や安全なんかは、
人間目線の話であって、
どうでもいいなんて思うときもある。
一番大切なことは、
そこにたくさんの命が蠢いているってことを意識すること。
意識すれば農薬は使えないです。
そんでもっていろんな生き物たちの
すごい世界を農薬で壊しちゃったら、
まともな食べ物なんか育たないと思うんです。
だから農薬を使わない。
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