3月第一週日曜日は山名地区の水路掃除と決まっています。

水路といっても地区によって、形態や管理方法は様々。

川から高低差を利用して水が上がるところもあれば、ポンプ小屋があって汲み上げる地区だったり、ダムから水がパイプラインで流れてくる地区もあります。

山名地区は山名川の上流部を一部堰き止めて、素掘りの隧道が山の中を通り、高低差を利用しながら、用水路へ流れたり、ポンプアップする箇所があったり、堰水頼りの場所もあったりと、地区内でも様々。

私が掃除する場所は花見台の取水口から下。

山名地区水路掃除 花見台取水口の土砂撤去作業

山名地区水路掃除
花見台取水口の土砂撤去作業

昨年末から雨がほとんど降っていないので、川の水も堰の水もほとんどない状態。

辛うじて搾り水程度の水量しかなく、例年水の勢いでゴミ(落ち葉や土砂)を流しながら掃除するのですが、今年はそれができず。

こんな年は初めてです。

水路に水が流れはじめる程度のまとまった雨が欲しい。

海老敷第2の堰は水がない今年はどこもこんな感じだと思います。

海老敷第2の堰は水がない
今年はどこもこんな感じだと思います。
水不足に悩まされなければいいのですが・・・

この水路掃除、耕作者や地権者だけで行う地区もありますが、山名地区は全戸参加。

農業とは関係のない住民の方たちも参加しての、水路掃除です。

それでも最近では、参加されない方も出てきているのかも。

水路という米作りに欠かせないインフラ整備や日々の掃除も、耕作者や地権者だけでは出来ない状況が出始めています。

高齢化や耕作者が減ったことが原因。

飯出地区にあるヤマナハウスという団体から、多くの都会?の人達が参加してくています。

そのおかげで何とかこの花見台の取水口の土砂撤去やイノシシに埋められてしまった水路の復旧が出来ていますが、すでに多くの人を巻き込まないとできない状況になってきているのが現状です。

今後は取り組み方を考えないと、水路という米作りに欠かせないインフラが崩壊する恐れがあります・・・。

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