旭脱穀、今年の稲刈りやっと終了 年中夢究 2021年11月1日

8月の下旬から始まった農園の稲刈り。今年も新しく取り組んだ品種が3品種。リゾット用の和みリゾット。栽培面積が減っているササニシキ、そしてコシヒカリのルーツでもあり昭和初期まで作られていた旭という品種。

夕方にはかけ終わり無事終了

はざがけが終わり
田んぼには昔ながらの
天日干しの風景が広がります

旭は自然農栽培では手掛けている方も多いこの品種、知りあいから種もみを分けてもらい今年初めて作ってみました。田植機、バインダーやハーベスター、コンバインなどの機械が普及する前の昭和初期以前、すべて手作業での作業に向くような品種だったのでしょうか。
苗は大きく育ち、茎が太く分けつも多い、茎が長く(背が高い)、脱粒(籾が落ち)が多いなどなど。水苗代、手植え、鎌で手刈り、天日干し、足踏み脱穀など。今回一番頭を悩ませたのは背の高さと脱粒性。背の高さは肥料が極端に少なくても育つということ。昔は肥料も少なかったからか?脱粒は昔は脱穀の作業が手作業だったのでむしろ籾落ちがいい品種の方が優れていたのかも。倒伏しなければ脱粒が少ないのでいかに倒さずに作るかです。ワラが長いのはそれだけワラの需要があったということなのかも。牛や馬の飼料や敷きワラ、そして何より縄やムシロ、笠、草履など日用品に使われていたことを思うと長いワラは重宝されていたのかもしれません。なんだかとても心が痛い思いがします。

旭の脱穀

脱穀終わりました
やはり昔の品種
脱粒が多く収量少ない

品種一つとってもいろいろな状況が見えてきて、今季の米作りは米の収穫ももちろんですが、他にも収穫できたことがあったなあと思うのであります。

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