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- 一年間ありがとうございました。 年中夢究 2017年12月29日
一年間ありがとうございました。 年中夢究 2017年12月29日
- 2017/12/29
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今年も残すところあと3日。今年は本当にあっという間の一年でした。新しい研修生も入って来たのですが、健康上の理由で終了。昨年から続いていた研修生も10月いっぱいで終了。今は元通り一人の農業。また春には新しい研修希望の方も来るかもしれない。農園に人がいるのといないのでは作業面はもちろんですが、置かれた立場なども考えたり、その人のペースだったり背景だったり、いろいろなことを考えて作業するようになったり。結局最後は人と人。なかなか時間ばかりが過ぎてしまい、大変な面もありますが、また人が来ればいいと思っています。人が入ると時間の流れも変わると感じた一年でした。
地球温暖化のせいなのか、地球規模での歴史の流れの中での気候の変化なのかはっきりしたことは分かりませんが、ここ数年は特に異常気象と呼ばれるような豪雨や積雪、台風の大型化など、予測以上の長雨などなどが毎年のように私たちを悩ませています。露地野菜にこだわって作っていると、こうした気候が直に影響して、お届け出来るものが何もなくなってしまうこともありました。定期便をお休みすることも何度かあり、大変ご迷惑をおかけいたしました。こればかりはお天道様次第。よいお天気が続きますようにと願うばかりです。
今年は種取り、固定種といった単語もこの通信に沢山出てきました。固定種の野菜の味の美味しさには、私自身びっくりしてしまいました。茄子やピーマン、胡瓜などの夏野菜、お届けしてきた宮重大根など。どれも固定種で美味しいものばかり。さらにここの風土を経験した野菜たちから種を取り、また来年その種を播いて・・・。昔から農民たちがやってきた種取り。これも農園にとっては新しい試み。今年取った種が来年無事に発芽して、もっと美味しい野菜がお届け出来ればいいなあと思っています。
沢山の虫や鳥たち、いろんな生き物たちが、ここは安心できるって思えるような畑や田んぼを作り続けることが、美味しい野菜やお米を作ることにつながっていくと考えています。
野良ではいつも通り沢山の虫たちがいて、季節になれば季節の花が咲き、春には米作りが始まり、命の宿った種を畑に播き、その恵みを頂いく。一年あっという間だけれど人が感じる一年は虫たちや植物たちはどんな風に感じているのでしょうか?そんな風に思える自分がいて、天候はあんまりよくなかったけれど、また一年過ごすことが出来て、なんだかんだと良い一年を過ごすことが出来ました。
新しい年は世界の紛争がなくなり、その地域の農民たちがなんの心配もなく大地を耕せる年になればいいな。
よいお年をお迎えください。
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