西日本から早場米の産地の稲刈りの話が聞かれるようになりました。ここ南房総でも「ふさおとめ」という早生品種の稲刈りが始まっていますが、お盆明けからは、銘柄品種のコシヒカリなども加わり、本格的な稲刈りシーズンに突入です。


令和の米騒動などと呼ばれている出来事は、米不足が原因だと農水省が認めました。国が行ってきた生産調整の成果?を認めず、散々流通の目詰まりが原因で、米はある!と言ってきたのに。今まで生産調整をして、需給バランスという名目で、農家が生活できないレベルまで米価を下げてきました。生産意欲を削ぎ続けた結果、後継者がいなくなり、離農が進み、自国の主食すら自給できない国になる。畜産物然り、どこかの国の素晴らしい戦略として、ターゲットにされているとしか思えないのは私だけ?

8月18日頃から稲刈り始まるコシヒカリ農薬化学肥料不使用

8月18日頃から稲刈り始まるコシヒカリ
農薬化学肥料不使用

国は米の生産調整ではなく増産に舵を切ると言っています。しかしそんな簡単に増産できるわけがない。作る人がいないのだから。農村が農村として機能せず、疲弊しきっているのだから。集落の目の前に田んぼがあり、誰も耕作しないという現状は、疲弊しているとしか言いようがない。さらに米不足と国が認めているのに、暴動が起きないのも戦略的な分断が成功した結果ではないでしょうか?

稲穂もだいぶ垂れてきました

稲穂もだいぶ垂れてきました

担い手がいない中、大規模な法人や農家ばかりになり、水路の管理や農地の管理もずさんになり、除草剤や殺虫剤の使用も今まで以上に増え、ある意味薬漬けの主食を食べることになり、健康を害し、人も薬漬けになる。農薬や医薬品関連の業界が大儲けの構図が出来上がります。

さらには数年は米価は高く続くかもしれませんが、やがて大暴落。この数年で増産のための設備投資をした農家や法人は経営難に陥り、いよいよ生産体制が壊滅的な打撃を受けて、米の輸入が本格化して食べ物はすべて某国の戦略的な管理下に置かれてしまいます。


農園の稲刈りは18日からを予定しています。3月15日に籾播きして4月20日から田植えをしたコシヒカリ第一弾。各地で水不足が心配されていますが、この地域は堰水が使える場所が多くあり、梅雨時の雨をたっぷり溜めてあったので、水に悩まされることはほとんどありませんでした。また高温による生育障害は、海風が入るせいか、夜温はそれなりに下がるので、心配はしていません。カメムシ被害も深刻ではなさそうな感じ。こればっかりは収穫してみないと分からない部分が多々ありますが・・・。

もうすぐ稲刈りです。稲刈りまでに草刈りやらなきゃいけない場所が沢山あるので、ぼちぼち頑張っていきまする。


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コメント

    • 須藤光一
    • 2025年 8月 21日

    本当にお疲れ様でございます。米農家が少なくなり本当に大変な状態です。そんな中ずっと前から無農薬で頑張ってこられた根岸さんにただただ大感謝です。どうか、おからだに気をつけてくださいませ。

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