虫取りから思う事 年中夢究 2014年11月24日

 
ここ数日、時間があると野菜に集っている虫を取っています。

虫取りなんて書いていますが、実際には虫潰し。

ネキリムシ

ネキリムシ

ネキリムシやヨトウムシ、モンシロチョウの幼虫などなど。
キャベツ、カリフラワー、白菜、ブロッコリーなど葉っぱを捲って、
これらの虫や虫の卵を見つけて潰しています。
白菜など中の方に入ってしまっているものは、
ピンセットでつまんで、引き摺り出します。

モンシロチョウの幼虫

モンシロチョウの幼虫

潰す感触ってのはとっても嫌なものです。
虫たちにとっては生きるか死ぬかの話。
潰すときは感触も嫌ですが、やはり害虫とはいえ、
命を奪うってことに対する嫌な感じです。
でもこの感触は大事かなと思っています。
殺虫剤を使ってしまえば、
そんな思いすら抱かずに多くの命を奪ってします。

話は飛躍しますが何かの本に書いてあったことを思い出します。
人一人素手で殺すのは生半可な事ではない。
でも現代の兵器ではまるでゲーム感覚のように人を殺せる。
生身の痛みや感情は感じる必要がない。
大量破壊兵器なんてその最たるもの。
ゲームなどでも命を奪うシーンが沢山あるようですが、
やはり生身の痛みは伴わない。
生身の痛みや感情を伴わないから、
現実と非現実の境目がなくなってしまっている。

命を奪うってことは、それはそれは嫌な(?)事なのだと思います。
手で潰すって作業は正直気持ち悪い。
でも命を奪う代償なのかなとも思います。
農薬を使えばそこに命があるってことすら忘れてしまうような感じがします。

葉っぱの奥の方で

葉っぱの奥の方で

虫取りしていると、いろんな生き物がいます。
葉っぱの奥の方でアマガエルを見つけるのは嬉しい瞬間。

命あるものが沢山いるってことを忘れずに野良仕事したいものです。

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