旧三芳村内の各地で夏祭りが行われた先週先々週。

暗くなるころには若い衆がこんなにもいたのかと思うほど集まって来て、各地の祭りを盛り上げてくれていました。

そのころはまだ、ちらほらとしか顔を出していなかった稲の穂が、先週ぐらいから一気に出始めています。

我が家の田んぼの何枚かはもうすっかり穂が揃ってきています。

穂が揃い始めた我が家の田んぼ

穂が揃い始めた我が家の田んぼ

穂が出てくるとお米も花を咲かせます。お米になる籾ひとつひとつがパカッと割れて、中から白い小さな花を出します。

大きく目立つ花を咲かせて虫を誘い花粉を運んでもらう花(虫媒花)と違い、稲の花は風任せで受粉が行われる風媒花。雄しべの花粉が同じ花の雌しべについて受粉する「自家受粉」の花。だから目立たせる必要もなく、逆にしっかり自分の形質を残すためにひっそり短時間で閉じてしまうのかな。

稲の花

稲の花

お米の花ひとつひとつの開花時間は約2時間だそうです。あっという閉じてしまう小さなお花。でもこの花がお米の粒の数だけ咲いている。咲き終わると花は落ちて水面に白く浮いています。開いていた籾は閉じてお米になる準備を始める。稲刈りは9月上旬。これからお米に実が入り水が一番必要な時期。たっぷり水をためて管理します。穂が揃って実が入れば、落水して稲刈りに備えます。

米作りも終盤戦突入です!

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