田んぼの高低直し 農薬化学肥料不使用の米作り 2022年10月29日

水を張った田んぼで米を作るということは、田んぼを均平にする必要があるのです。
このことは除草剤を使う使わないに関わらず、基本中の基本。

中山間地域に位置するこの地域は隣接する田んぼとの落差が大きい場所があり、落差があるということは水が流れる。
大雨が降れば、表土は流されて下流に行ってしまう。

田んぼそれぞれにある水口(みなくち・用水路から水を入れる箇所)、みのて(田から排水路への畦を切ってある箇所)の管理を怠れば、びっくりするぐらいの濁流が一気に流れることもある。

作業の癖でどうしても土が寄る箇所も出てくる。

そんなわけで、低い場所は泥がなくなってしまうことも。
除草剤を使わない米作りでは、そんな場所はザリガニが大発生して、稲苗を切る、切る、切る!
その深い場所だけ稲のない池のようになってしまう。

田んぼの高低直し トラクターダンプ

田んぼの高低直し
トラクターダンプ

低いところへ泥を運ぶ

低いところへ泥を運ぶ

稲刈りが終わり、乾いてくる秋から冬のお仕事の一つ、高低差直し始まりです。

高い場所から泥を運んで低い場所へ移動。
これが高低直し。
頭で考えるほど簡単ではなく、場所を間違えれば高い場所がもっと高くなったりして・・・。
少しずつ少しずつ自分の思い描く田んぼにしていきまする。

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農園通信 年中夢究

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