啓蟄が過ぎ、虫が動き出す 年中夢究 2015年3月9日

 
3月6日は啓蟄でした。
暦の上ではいろいろな虫たちや生き物たちが動き出す時季。
そういえば、暖かい日限定だけど、畑で咲く菜の花には、
沢山のミツバチが訪れてきていたっけ。
 

ナナホシテントウの卵

ナナホシテントウの卵

 

キャベツの葉っぱの裏にはナナホシテントウが卵を産み付けてあったり、
もう幼虫も動き出していたり。
 

ナナホシテントウ幼虫

ナナホシテントウ幼虫

 
 
アマガエルも動き出したみたいだし、田んぼではケラも動いていたっけ。

これからどんどん虫たちが動き出す季節です。

ただそこに「いる」ってことを、ちょっとだけ意識すると、
なんだか見えてくる景色が変わって見えるから不思議なのです。

春の草は伸びるのが早い。
ビッシリ土を覆うように育つ。
ホトケノザやオオイヌノフグリなどなど。
良く見かける普通の草だけど、
意識してよく見ると、虫たちが沢山いたりする。
まだ小さな甲虫類が多いかな。
 

ソラマメの通路 ホトケノザがビッシリ

ソラマメの通路 ホトケノザがビッシリ

 
蕾が綺麗なホトケノザ

蕾が綺麗なホトケノザ

 
ソラマメの通路は薄紫の絨毯を引きつめたようにホトケノザが咲き誇り、
その蜜を求める虫たちをお招きしているかのように見える。

野菜や米を作っていると、当たり前なんだけど、
ここにいるのは人間だけではないってことに、気付かされる。

これってすごく幸せな事なのかもしれないと思うのです。
 
小さな生きものばかりなんだけど、
そこには必ず一つの命があって、しっかりと生きている。

そんな事を思う畑の春です。

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