アライグマの脅威 年中夢究 2023年11月13日

昨年ぐらいから、今まであまり見たことがないような足跡が、田んぼの畦際や少し深くなった場所の周りで見られるようになり、今年の夏になると、その数は激増しました。
足跡の正体はアライグマ。

足跡の特徴としては、5本の搔き爪と長い指。
タヌキなどとは明らかに違う足跡。
愛らしい顔立ちからは想像できないほど、狂暴そうな足跡です。

田んぼに残されていた足跡は、ザリガニやカエルなどを食べに来ていたアライグマのもの。
雑食性なのでなんでも食べる。
カエルやザリガニ、ヘビなどから、鳥類、果実、野菜や穀物まで。

 

アライグマ捕獲

アライグマ捕獲
有害獣駆除

 

10月26日に捕獲したアライグマ。
この辺では3匹目。
専用の捕獲罠を使えばきっともっと駆除できるはず。
夜行性だというので、あまり人の目に触れないので、存在が知られていませんが、沢山いるようです。

アライグマは北アメリカ原産。
ペットとして持ち込まれたものが、飼いきれずに山に放したのが増えたらしい。
この辺まで勢力範囲を広げているということは、相当繁殖力も強いのか。
外敵も少ないかほぼいないのかもしれません。
この辺のもともとあった里山の生態系が、かなり影響を受けていると思われます。

地元紙にも書かれていたウシガエルの低音の鳴き声が聞かれなくなったのも、アライグマのせい?
まだ私自身実感がないのですが、シュレーゲルアオガエルは見かけることが少なくなっています。
夏の高温が原因かと思っていたのですが、山に住むカエルたちが多く食べられているとしたら、アカガエルなんかもこの先どんどん姿を消していく?かもしれません。
カエルたちが減れば、蚊やブヨなども増えるだろうし、さらにはヘビも減る。

 

アカガエル

アカガエル

 

外敵がいない快適な環境で、この先どんどん増えるアライグマに脅威を感じます。
最近の暑さで、北限が宮古島といわれるハマダラカが北上してきて、その幼虫を食べるカエルたちがいないということは、やがて日本もマラリアの脅威にもさらされるのではと脅威を感じています。


シュレーゲルアオガエル

シュレーゲルアオガエル

夏に普通に田んぼにいるシュレーゲルアオガエル。
代かきの時期には田んぼに卵塊があちらこちらに浮いているのですが、今年は数個だけ。
カエル自体は見なくなった。
好きなカエルなのにいなくなってしまった。
犯人はアライグマ??

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

農園からのお知らせ

令和5年産無農薬米 在庫僅少!!
コシヒカリとササニシキ

ご注文はお早めに!

無農薬無化学肥料のコシヒカリとササニシキ
低温貯蔵(15℃~16℃)

農薬と化学肥料を使わずに大切に育てたお米です。

詳しくはこちらから 

ご注文はこちらから 



どうして農薬と化学肥料を使わないのか

農園通信 年中夢究

  1. 山名のマチ 神輿渡業で区内各所を回ります
    7月13日は私の住む海老敷地区の祭典がありました。 この地域は小さな集落単位で、それぞれ神社が…
  2. 畦草刈り
    遅い梅雨入りで、まだ本格的な梅雨はこれからなんて思っていたら、パタッと雨が止み、全く降っていない南房…
  3. 株間は腰を屈めてテデトールです
    今年は初期のチェーン除草の甲斐あって、田の草取りは余裕で終わるはずだったのに・・・。 やり始め…
  4. いつまでやるの? テデトール。 気力が続くまで・・・
    田の草取り終盤戦でもうすぐ終わるなんて言っていましたが、まだテデトールは続いています。 前半の…
  5. 最後は手で取るテデトール
    田んぼに入って草取りすることを田の草取りと言います(当たり前か?) 除草剤を一切使わないので、…
  6. 落ち葉集め 林道大学口線
    野菜の育苗の土を作るために落ち葉集めに行きました。 野菜が主力だった時には、収穫用のコンテナ3…

facebook

ご注文はこちらから

コシヒカリ、ササニシキ、和みリゾット、ジャスミンライス、もち麦、うどんなどのカートです。

旬の有機野菜セットはお米と一緒にその時ある野菜たちをお届けしています。カートの備考欄からお問い合わせください。

 

私たちが作っています

私たちが作っています

2024年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

アーカイブ

カテゴリー

ページ上部へ戻る