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秋の備えてナラシの竹切り 年中夢究 2023年1月23日
お米の天日干しをするのに竹で組んだ干し台??の事を、この辺では「ナラシ」と呼んでいます。
足に使う竹と横(腕)に使う竹の2種類を組んで作ります。
私が就農した23年前は、まだ稲刈りと言えば、はざがけ天日干しが主流。
コンバインなんて普及していなかった時代でした。
現在では、ほとんどがコンバイン収穫で、はざがけされた稲束の風景を見ることが少なくなりました。
我が家では昨年は2反弱のモチ米と3畝ほどのプリンセスサリーを天日干ししました。
これだけでも足木が300本ぐらいと、腕木が30本ぐらいはあると余裕がある。
台風で倒された時には、倒された横に同じように立て直すから、結構な量の竹が必要になります。
ナラシを立てる材料がなければ話にならないので、毎年少しずつ補充するようにしています。
昨年は足木の竹を田んぼの川土手で切ったので、今年は腕木の補充です。
いい時期(11月頃から1月)に切って、ちゃんと保管すれば5~6年は使える。
もちろん虫食いが多い竹もあるので、やはり2年おきぐらいに補充しないといけない。
保管するにもちゃんとした場所が必要で、我が家では専用のナラシ(腕木、足木)小屋があります。
野山に行けば沢山ある自然からの恵みの燃料や材料。
今では価値がなくなり、山は荒れ放題。
今回腕木の竹を探したのですが、荒れ枯れているところが多く、やはり毎年の管理が必要なのだと実感しました。
人の手が入らなくなった山林や竹林が多くなり、獣害もひどい。
多くの農家や地域の住民がもっと地域資源に目を向けて、手入れが進めばいいなあと思うのですが・・・。
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