水止め、荒代かき 農薬化学肥料不使用の米作り 2023年4月4日

籾播きが終わり、田んぼ仕事は水止め、荒代掻き。

田んぼに水を引いたからって水が溜まるわけではないのです。

くろ(畦)塗り、水止め、荒代かきなどの作業をして、初めて水が止まる(溜まる)。

水止めは、くろ(畦)際を抉る(こじる)作業。
一昔前は「くろこじ」なんて言って、オオガという道具で、畦際を田起しして機械で歩いてノロを作り、穴を塞いで水を止めていました。

今はトラクターで畦際を細かく耕しノロを作り目止め?しています。

田んぼ全体から水が漏れることもあるので、水止め後は荒代掻きも同時にやっています。

荒代かき

荒代かき

条件が良ければ一発で水が止まり、田植前の本代かき(植え代かき)まで、やることないのですが、水が止まらないことが多い。

原因はいろいろですが、主なものは暗渠排水周りの水道(みずみち:水ボラ)が原因。
暗渠のパイプ周りから排水されちゃって、一夜で空っぽなんてこともあります。
穴が開く原因として、ザリガニがあります。
地中深くまで穴を掘るので、そこが水の通り道になってしまうことも。
これも無農薬栽培ならではの悩みなのでしょうか???

今年も暗渠の周りから水が漏れて、穴を掘って水ボラを塞ぐ作業をやっています。

水ボラ塞ぎ

水ボラ塞ぎ

川沿いの田んぼなんかは、竹の根が田んぼの中まで入ってきて、そこから水が川へ抜けてしまう。
竹の根は本当に厄介で、どんどん侵入してくる。

ホソ(畦切り用の細いスコップ)で、竹の根を切りながら取り除いていきます。

竹の根が侵入、除去

竹の根が侵入、除去
かなり深くまで掘って
竹の根を除去して穴を塞ぎます

竹の根

竹の根

水が止まら(溜まら)なければ、勝負にならないので、止まるまでは気が抜けない。
精神的に良くないのです・・・?

まだまだしばらく水止め作業が続きまする。

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