水止め・荒代かき 水を逃がさないこと 農薬化学肥料不使用の米作り 2023年4月12日

田植えに向けて田んぼ仕事が急ピッチで進んでいます。
我が家の田んぼは、苗の生育状況から20日過ぎには田植えが出来そうな感じ。
本代かき後、泥が落ち着くまで5日ぐらいはかかる。
逆算すると15日には本代かきスタートってなるのですが、水が止まらない田んぼがあったり、水待ち(順番待ち)だったりで、なかなか思うようには作業が進まないのが現実。

水止め・荒代かき

水止め・荒代かき
トラクターでの水止め荒代かき
昔ながらのやり方を
知っているのと知らないのでは大違い

機械が大型化して、田んぼの畦塗りや代かきなど、作業面での労力は軽減されていますが、やはり最後は人の手を加えないといけません。
鍬を使っての畦塗りや、オオガという道具でのくろ(畦)こじ(抉じ)などなど。
自分の体が経験してきた感覚がないと、状態が分からない。
だから最後は自分の足で田んぼの中を歩き、状態を確認したり、水漏れ箇所を探したり。

田整え

くろ(畦)塗り
田整え?
角を削って四隅を整えたり、
高いところの土を鍬で移動させたり・・・

今年は水が少ないので、田んぼ作りは余計に神経を使います。

水持ちの悪い田んぼで、畦を塗らないなんて言う他所から人もいて、結局そういうところは水路からかけ流し。
結果水路の下流で作っている田んぼには水が流れてこない。
水が豊富でじゃんじゃか流れてくならまだしも、そんなことない水量の限られた水路でやられちゃね。

中山間地で隣の田んぼと落差がある田んぼの現実や水路に流れている水がどれほど大切かわかってないのかしらと疑問でなんとも理解しがたい。
しっかりとくろ(畦)塗って水を止めて、田んぼの四隅まで形を整えて・・・。
昔ながらの感覚だとそれで初めて田植えに向けての代かきが出来るってもんです。
田んぼに入れば沢山の生き物たちを感じられる。
水を逃がさないって、中山間地の米作りではとても大切なこと。
水が逃げれば生き物たちも集まってこない、泥のトロトロも出来ないし、草もでる。

水止め、荒代かきって米作りの中では一番重要な野良仕事かもしれません

水を逃がさないって、とっても大切なのです。
 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

農園からのお知らせ

令和6年産新米は8月下旬よりお届け開始になります!

コシヒカリは8月26日より

ササニシキは9月9日より

コシヒカリ、ササニシキ販売開始!


無農薬無化学肥料のコシヒカリとササニシキ
低温貯蔵(15℃~16℃)

農薬と化学肥料を使わずに大切に育てたお米です。

詳しくはこちらから 

ご注文はこちらから 

どうして農薬と化学肥料を使わないのか

農園通信 年中夢究

  1. ハンマーナイフモアでひこばえ粉砕
    先週は少し晴れ間が続いていたので、田んぼが乾き始めたので、伸びてしまったひこばえの粉砕作業と火燃しに…
  2. 山の中の箱罠 冬の狩猟シーズンに向けて 餌付け用の米ぬか入れる
    年々深刻になるイノシシ被害。 田んぼのシーズン、特に出穂期には山に食べ物がなくなるのと、夏の高…
  3. 田んぼの高低直し 高い所の土を低い所へ運んで 田んぼ一枚を均平にします
    今年は秋の天候が安定せず、稲刈りから、その後の秋の田んぼ仕事がなかなか思うように進んでいません。 …
  4. イセヒカリ脱穀
    今期最後の脱穀です。 9月25日、26日に稲刈りしてはざがけしたイセヒカリ。 その後秋雨…
  5. 虫に食われながらも頑張ってます。
    今年は彼岸花の開花が特に遅かった。 さらに秋雨前線がこんなにも長く停滞していたこともなかったよ…
  6. 彼岸花咲く
    稲刈りが終わって、ホッとする間もなく、地域の年中行事で秋の草刈り・道路清掃があります。 風習?…

facebook

ご注文はこちらから

コシヒカリ、ササニシキ、和みリゾット、ジャスミンライス、もち麦、うどんなどのカートです。

旬の有機野菜セットはお米と一緒にその時ある野菜たちをお届けしています。カートの備考欄からお問い合わせください。

 

私たちが作っています

私たちが作っています

2024年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

アーカイブ

カテゴリー

ページ上部へ戻る