暗渠修理して水漏れ防止 農薬化学肥料不使用の米作り 2023年4月13日

今期3カ所目の暗渠排水口付近の水漏れ修理。

田んぼを乾かすために、設置してある暗渠排水。
簡単に言えば、田んぼの土の深い場所に、細かい穴の開いたパイプを、端から端まで何本か埋けて、水を溜める必要のない時は、そのパイプの栓を開けて排水する仕組みの事。

ここ数年この暗渠の排水口付近から水が大量に漏れる事態が発生しています。

暗渠の排水口付近に穴が開き、水みち(水ボラ)になっていて、田んぼに水を溜めても暗渠から排水されてしまう事態に。

水を溜めなきゃ分からないので、水止め後の作業になってしまいます。

穴が開く原因は、越冬するためにザリガニが深い場所まで穴を掘り、それが比較的水が多い暗渠周りがお好みのようで、たくさんの穴が開いてしまいます。
そこに水が入ることで水みちになってしまうのだと考えられます。

穴掘り

穴掘り

暗渠の排水部のパイプまで人力で掘ると、パイプ周りは穴だらけで、ズブズブと足が入ってしまうほど。

暗渠排水部の塩ビ管

暗渠排水部の塩ビ管
周りは穴だらけ・・・

本来はしっかり固く締まっていないといけない部分。
これでは排水ばかりされて、栓をしても水が抜けてしまいます。

モルタルと粘土を混ぜた土を穴に詰めながら足や棒で塞ぎながら、徹底的に押し固めます。

水を引いても、次の日には水位が落ちて、2日で空っぽなんて、ガックシ気落ちします。

しっかり補修工事して、水が溜まる田んぼを作るらないと、水が抜ければ草だらけになってしまいます。

これも除草剤など使わない米作りの大切なお仕事です・・・。

完成

完成

最後は畦を作り直し完成です。

半日仕事ですが、水を引いて溜まって抜けないことが確認できた時の喜びは、なかなかいいものです。
 

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