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- 稲刈りに思う。 年中夢究 2016年10月17日
稲刈りに思う。 年中夢究 2016年10月17日
- 2016/10/17
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旧三芳村内の原のいい場所でも耕作放棄?の農地が見られるようになってきています。
山名の原でも私が作っている田んぼの並びだったり、向かい側の田んぼだったりが、昨年から作られなくなっていたり・・・。いろんな事情があるのだと思うのだけど、近くの田んぼが荒れてくるのは、やはり心が痛いなあ。もちろん条件の悪い田んぼ(山間部だったり、水はけが悪かったり、イノシシ被害が多かったり)はすでに荒れ始めている。
新規就農なんて言葉もなかった30年以上前になるのかな。新規就農の大先輩がいて、水はけが悪くてぬかりっ田の条件の悪い田んぼでもずっと作って来ていました。私も就農した当初はそんな田んぼも沢山作ってきていましたが、かなり奥の方だったりで、作りきれずに地主さんに返したこともあります。そんな田んぼは今では見る影もなく、ここが昔田んぼだったのかと思うほど荒れています。その景色を見ることはつらい。新規に入ってやっている私ですらそう思う。
大先輩が作っているこの条件の悪い田んぼ、今年はちょっと事情があって稲刈りが出来ず、私が頼まれて稲刈りをしています。水を入れてもすぐ抜けちゃう「ざる田」のくせに、最後の最後までぐちゃぐちゃしてる相変わらずのぬかりっ田」。大袈裟だけどいろんな思いもあるのでしょう。
就農当時は貸してくれる条件の良い田畑はなく、ようやく借りれた田畑は日陰だったり、ぬかりっ田だったり・・・。やっと自分で耕せる田畑を手に入れた喜びは今でも忘れられない。そんな自分の思いまで重なって、最後まで、やれる所までと、少しずつ稲刈りしてきました。何人かの方には声をかけ手伝いにも来ていただいて、ようやく刈り取ることが出来ました。感謝感謝です。
刈り取った稲ははざがけにして天日乾燥。これもずっとこの田んぼのやり方。
相次ぐ9月の台風で稲は倒れて、田んぼはぐちゃぐちゃの時もあって、倒れた稲穂から発芽しているものも多く、収穫したお米はきっと良いものではないのかもしれない。もしかしたら選別の時にくず米になってしまうのかもしれない。それでも仕方ないのです。
稲架がけにしたお米、いいお天気が続くといいのだけど、月火は生憎の雨。そのあとは晴れマークが続く予報。晴れマークの予報に期待して、乾燥が進むことを願うばかりです。
おっと農園の赤米もまだ稲刈りしてなーーい。この地区で最後になってしまって、みんな心配してるーー。心配するなら手伝ってーーー。こちらも晴れマークに期待して頑張りまする。
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