農業を始めるということ 年中夢究 2018年9月24日

 
 4月から農業を生業にしようと志す方が一名研修生として農園で学んでいます。
 
 研修と言ってもやることは野良仕事がメイン。
 野菜の種まきから収穫、発送準備はもちろん、田んぼや畑の様々な事、地域の行事やライスセンターでのアルバイトまで、内容は多岐にわたっています。言ってしまえば私が農業関係でやっていることすべてって感じです。
 
 先日も研修に興味を持つ方が夫婦で来られ、ここの現状やこれからの見通しど説明させていただきました。地域によっても違うと思いますが、日本全体どこも高齢化、担い手不足、耕作放棄などのキーワードが出てこない場所はないと思います。さらには獣害、大規模化なども出てくるでしょう。農業は一人ではできません。農村というコミュニティーがあるからこそ、豊かな自然環境の傍で出来るお仕事だと思います。そのコミュニティーがあと何年持つのか、そういった危機感があります。就農すれば土地に縛られ、天候に左右され、地域のコミュニティ-に属し、思い通りの事が出来るなんてそうそうないこと。さらには種を播いたって収穫まで辿り着くか分からない。不確定要素が多すぎる。そんな不安定で自由のきかないお仕事、好きじゃなきゃやれません。しかもお金稼いで生業にするなんて・・・。
 
 あまり明るいことは言えないけれど、楽しいと感じてやれるのであれば、まだまだこのお仕事、私はお勧めです。
 

ヒガンバナが満開

雨の中ヒガンバナが満開

 
 野良ではヒガンバナが満開で、季節が確実に移ろっている。
 
人参の第三弾が発芽

人参の第三弾が発芽

 
 人参の第3弾がきれいに発芽して、高温と乾燥の為発芽不良で全滅だった第2弾を補ってくれてホッとしています。
 
 まだまだこれからずっと季節を追いながらお仕事します。

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