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大豆の若取り 枝豆の旬 2016年10月24日
- 2016/10/24
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定期便ですでにお届けが始まっている枝豆。
豆がだいぶ膨らんでしっかりした味になってきました。枝豆は本来大豆の若取りなので、この辺で無農薬だと、ちょうど今頃しか食べることのできない、貴重なものです。
しかもお届けしているものは黒豆の枝豆。粒が大きくて美味しい。この黒豆も品種名は分からない。その昔(いつの話だ?)、田んぼの地主さんから少しだけ分けていただいたものを毎年大切に育てている黒大豆なのです。娘と私が枝豆が大好きで、毎年この時期が来るのを楽しみにしています。旬のものはお腹一杯食べる。生産者ですから、もうたくさん食べるのです。
さてさて、大豆の原産は中国。原種とされるツルマメから栽培が始まったと言われています。写真のツルマメは畑の周りでひっそりと咲いているツルマメです。花も実も大豆そっくりなのですが、大豆がまだ日本に渡って来ていなかった頃は、縄文時代の話、このツルマメが大豆の代わりとして食べられていたのかなあ。(ロマン) 大豆はほかの豆たちと違って茹でたときに独特の匂いが残り、消化もあまりよくないので、主に発酵食品に利用されきたようです。そのため発酵という文化がない地域には大豆は拡がっていかなかったようです。アジアから東南アジアにかけては発酵の文化圏。日本でも醤油、味噌など大豆は欠かすことのできない豆のはず。鎌倉時代から国内で本格的に大豆の栽培が始まった大豆ですが、現在大豆の自給率は6%。ほとんどが海外(アメリカ、カナダ、中国など)に頼っているのが現実。もっとみんなで作りましょうな感じです。
我が家で作っているこの大豆たち、11月下旬には豆になり、年が明ければ味噌仕込みに使います。こちらもまた毎年毎年繰り返されること。これもすべて命の繋がり。大袈裟かもだけどそう思う。原産は中国ってことは、この枝豆もずーっとたどって行けば最初の最初の豆は中国のどこかにいたツルマメなのかもしれない。壮大な大豆の旅を感じて、その時代の人々の生活なんかを思いうかべながら、秋の夜長を日本酒をちびちびやりながら枝豆を食べるのである。おいちいです。
だんだんとこの枝豆も大豆に近づいていきます。味も大豆の味がしてきます。それもまた美味しい。そんな味の変化もお楽しみくださいませ。
枝豆の葉っぱはポッキーも好き。葉っぱより実の方が好きみたい。
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