竹切り・畦焦し

立春が過ぎ暦の上では春!ですが、日本列島の冷え込みは今シーズン一番だとか。
積雪が多くなっているところもあるようで、ここ南房総でも、雪雲が流れ込んでくるのか、昨日は朝と夕方雪が降り、また積もるぐらい降るのかと心配になりました。

ソテツに雪

ソテツに雪

2月は一番冷え込む月ですが、この寒さが過ぎれば一気に春がやってくる。


春の備えての野良仕事始動です。

まずは遅れていた竹切り。
年内にやってしまいたかったのですがのびのび。切る時期は竹が水を吸っていない時期がベスト。切る時期がよければ長持ちして、悪ければすぐに虫に食われてダメになる。いつでも良いって訳ではなく、切る時期や保管方法で変わってきます。ナラシの足木や野菜の支柱用に切る目的と畦の管理もあります。竹の根が田んぼに入ってくると水持ちが悪くなるので、定期的に切ることで、竹の利用と畦の管理ができます。

畦の竹切り

畦の竹切り

今では少なくなったはざがけも、我が家では5反ぐらいは天日乾燥です。竹も使わなきゃただの厄介者。田んぼで使うことで景色が生まれます。使い終われば我が家では焚き付けに使っています。竹は定期的に管理しないとどんどん増えて困りもの。でもはざがけや野菜の支柱用、さらにはいろいろな農具に変われば竹も貴重なるのかな。農家が農村の景色を作りだしている、そんな感じがします。


立春明けの昨日は地区の畦焦しがありました。
耕作者や地権者の共同作業。天候に恵まれ乾いた風が吹き、一気に火が回り、畦草や枯草を火が包んでいきます。

畦焦し

原の田んぼの畦焦し
立春明けの最初の共同作業
海老敷の原から煙が上がる

畦焦し

畦焦し

昔からの行事で虫追いなどとも呼ばれ、稲に悪さをする虫を追い払います。一人では危なくてできない作業。共同作業で一気に燃やします。あと半月もすれば今度は水路掃除。

野良仕事も暦に追われてどんどん進みます。

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