一昔前は当たり前だった、はざがけ天日干しによる稲刈り。
今ではすっかりコンバインが主流となり、我が家でもコシヒカリ、ササニシキのうるち米は、コンバインでの収穫です。
ツキミモチやプリンセスサリー、今年はイセヒカリがはざがけ天日干しでした。

面積が増えてすべての田んぼで、天日干しは不可能なのですが、毎年4反弱ほどは、バインダーで稲を刈り、竹でナラシを立て、そこに刈り取った稲束を掛けて天日で干します。
天候に恵まれれば5日ほどで乾燥が進むのですが、雨に当たるとちょっと先延ばし。
ワラも大切な資材なので、特に今年は牛やさんがすべて持って行って、牛の餌にするということで、ちょっと神経を使いました。

ワラ運び

ワラ運び
今年は丸山地区の牛やさんが牛の餌としてもっていってくれました。

脱穀まで終わって一休みせず、ナラシの竹まで片付けて稲刈り終了となります。
 

ナラシ片づけ

ナラシ片づけ

 
 
ナラシの足木

ナラシの足木

コンバインでは数時間の作業でも、天日干しは刈り取って干して、脱穀してと最低でも1週間ほどかかります。
天候にも大きく左右される、秋の一大イベント。
 

ナラシの腕木片づけ

ナラシの腕木片づけ
運ぶのはちょっと技がいります。

 

まあ、でも、毎年やってて身体が覚え、当たり前の事なので、苦にはならないけど、流石に周りがすべて終わって、自分の田んぼだけ秋空に残っているなんてのも、ちょっと気が急くものです。
好きだからできるって言えばそれまでですが、やっぱり一連の作業が好きなわけです。
冬にはナラシの竹の材料を山から切り出し、秋の収穫を思い浮かべ、なんというか特に大量の燃料を使うわけでもなく、野良仕事が終われば腹が減り、今風に言えばCO2の排出量も少ない。
人間の活動もこれぐらいなら環境負荷も少ないか?なんて考えたり。
 

ひこばえ

ひこばえ(孫生え)
刈り取られた稲株から伸びてくる2番穂の事を、ひこばえと読んでいます。
実際に実を着けるのですが、登熟まではいかず、秋が深まれば枯れてしまいます。
鳥や今ではイノシシが食べ来るので、秋耕を急がねば・・・
鳥だけなら問題ないのに。

ナラシの片づけで田んぼに入れば、先日刈り取った稲の株から、ひこばえが伸びていて、夕方になれば露が足袋を濡らします。
稲も刈られても一生懸命また伸びようとしていて。
そういうことを感じられる野良仕事がやはり好きなのです。
先日までの暑さが嘘のように秋が深まってきました。

畦草刈りや秋の田起しがまだ残っていて、しばらくは田んぼの野良仕事が続きます。
 

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