南房総の三芳地区の私の田んぼのある山名、海老敷、大学口は、どういうわけか梅雨明け後、全く雨が降っていません。

もともと南房総は夏の雨の少ない地域で、台風が来ないと雨が降らないことも多々ありましたが、今年ほど雨が全く降らないのも珍しい。

今年は梅雨が短かったのですが、梅雨入り前に雨が多かったことが幸いし、堰水が豊富にあり、米作りにはとても良い条件でした。

黄金色の田んぼ

黄金色の田んぼ

頭を垂れる稲穂

頭を垂れる稲穂

稲刈り直前になって、台風が多数発生していて、とうとう7号が房総半島に接近中(15日現在)。

一雨欲しいなんて思っていたら、案の定台風が大雨を連れてきそう。

もうこの時期には田んぼには雨は要らないのに、なんで稲刈り直前に台風なんて来るのだろう・・・。

みのて(排水口)切り 今まで雨降らずのカラカラで、みのてを切っていなかったので、このタイミングでみのてを切って回っています。 
暗渠排水の栓も開けずにいたので、すべての田んぼの暗渠栓を開けました。 少しでも早く水を抜きたい、台風対策です。

みのて(排水口)切り 今まで雨降らずのカラカラで、みのてを切っていなかったので、このタイミングでみのてを切って回っています。 暗渠排水の栓も開けずにいたので、すべての田んぼの暗渠栓を開けました。 少しでも早く水を抜きたい、台風対策です。

畑には大雨にならなければ恵みの雨なのですが・・・。

米作りは就農してから毎年やっているので、今年で多分27回目。

今までには何度も何度も台風の被害で痛い目にあってきました。

倒伏や稲が水に浸かる、その後の長雨で稲刈りが長い期間できない、せっかくはざがけした稲束が何度も倒されて、なんてこともありました。

百姓の強み?は何があってもめげずに、次を見ていくことが出来る精神力??がある事。

仕方がないことには逆らえないけど、あきらめることもない。

しかしながら自然の驚異が年々増し、米作り自体が難しくなる時代もそう遠くないのかもなんて思うのです。

今年の夏は本当に暑い。

今までで一番暑いのではないかと思うほど、田んぼにいても熱い風が吹いてきています。

自然環境に負担の少ない生活や米作りを、よりを一層考えていかなければなりません。

我が家の稲刈りは8月19日からを予定しています。

稲刈りは天日乾燥のはざがけの稲刈りを含めれば、9月下旬まで続きます。

安定したお天気が続きますように!

そして涼しげな秋風が吹く日が、早く来るように願います!

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