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- 新しく作ることになった田んぼ 田の草取り 2024年6月10日
新しく作ることになった田んぼ 田の草取り 2024年6月10日
- 2024/6/10
- 作業日誌 日々是淡々 ブログ, 田んぼ仕事, 農薬と化学肥料を使わずに作っている田んぼのお米
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今季、急遽作ることになった3畝ほどの小さな田んぼ。
小字川向の就農当時から作っている田んぼの並びで、地主さんが高齢で、さらに昨年はイノシシ被害が凄く、半分以上倒されてしまったため、今季は作らないという事。
中山間地域等直接支払制度に参加している田んぼなので、耕作放棄地を出さないためにも、急遽作付けしました。
苗は余ったコシヒカリ苗を10枚ほどで足りる面積。
春の代かきからの作業で、やはり深いのと、草が凄い・・・。
主にホタルイがどっさり出てしまいました。
初期のチェーン除草もやりましたが、丁寧な代かきができず・・・
ということで、動力除草機投入です。
今季はとにかく植えるだけ植えて、荒らさないようにせねば。
昨年はイノシシにかなり荒らされてしまったので、今季は田植え後から電気を通して対応しています。
今季は無肥料でのスタート。
さてさてどうなることやら・・・。
最初にもちらっと触れましたが、この地域は中山間地域と呼ばれる(定義される)地域で、棚田とまではいかないまでも、ゆるい傾斜のある所に連続して田んぼがある。
隣の田んぼとの落差があるため、畦畔が広く急。
平地の田んぼに比べると、水持ちが悪く、畦畔が広い。
田んぼ一枚の面積が狭く、作業効率が悪いなんて言われてもいます。
就農した時からこの地域で25年やっているので、草刈りは大変だし、水止めは時間がかかるけど、当たり前の事としてずっとやってきた。
山が近く自然が豊か??
人家が少ないので生活雑排水の混入が極めて少ない地域。
以前は静かで奥地の方まで、小さな畑や田んぼが続いていた。
この記事を書いていながらふと、人が少なくなったなあなんて思ってみたら、「あの人もいない、この人もいない・・・。」
高齢化や担い手不足なんていわれるけれども、もうそのレベルではない。
追い打ちをかけるように獣害がひどい。
生産性は悪いけれど、小さな田んぼで、そこに集まる沢山の生き物たちがいる。
一言でいえば豊かな地域でもあります。
農業者がいなくなれば、この豊かな地域も、野や山に戻るのかな。
ここが豊かな地域だと感じて、田畑を耕しながら生活する人たちを増やさないと。
文章まとまらず・・・
農業の生産条件が不利な中山間地域において、平地との格差を是正し、農業生産活動を 継続するため、農用地の傾斜と面積に応じた交付金を支払う制度
中山間地域とは、農業地域類型区分のうち中間農業地域と山間農業地域を合わせた地域を指しています。
中山間地域は、全国の耕地面積の約4割、総農家数の約4割、農業産出額の約4割を占めるなど、我が国の農業において重要な役割を担っています。
また、雨水を一時的に貯留する機能(洪水防止機能)、土砂崩れを防ぐ機能(土砂崩壊防止機能)といった多面的機能が適切に発揮されている中山間地域は、国民の大切な財産です。
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2024年 7月 01日
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