ハウス内整地とプール育苗準備 農薬化学肥料不使用の米作り 2024年3月19日

お米の苗作りの事を育苗と言います。

常春の南房総と言えども、この時期の苗作りは、ビニールハウスを使っての育苗になります。
 
我が家ではビニールハウス内にプールを設置しての育苗です。

なぜプール育苗かというと、水の中で育てることによって、病気が出にくいからです。
それと水を入れてしまえば、管理が非常に楽という事です。
ハウスの温度管理も昼間の太陽で水温が温められれば、夜もハウスは開けっ放し。
毎日の潅水もしなくて済むので、いいことばかり。
唯一の難点は、田植の時に苗が水を含んで重い事ぐらいかな・・・。

かれこれ10年以上プール育苗をやっていますが、ハウス内の整地とプール作りがなかなか大変です。

毎年のことで要領はつかめていて、作業に入ってしまえば約2日掛かりで出来てしまいます。

育苗ハウス内整地

育苗ハウス内整地

 
まずはハウス内の整地作業。

今年は3月11日に大雨が降り、育苗ハウス内まで冠水してしまい、ハウス内の土は液状化??
しっかりハウス内の土が乾くまで作業に入れないという、アクシデントに見舞われてしまいました。
8日ほど天気の良い日が続いたので、ハウス内は何とか乾き、耕運機で耕して整地作業ができるようになったのが19日。

大急ぎでハウス内を整地して、プール枠を水平器を使いながら設置して、それを目印にプール内をさらに整地。

ハウス内プール設置

ハウス内プール設置

レーキである程度平らにしたら、レーキの背でトントン叩いてデコボコをなくしていきます。
この作業がなかなか単調で終わりのない作業。

まあある程度平らになれば問題ないので、その良い加減も分かっているので、大体な感じで仕上げます。
 

プールの下地完成

プールの下地完成

 
プール内が平らになれば、防草シート(ブロックシート)を敷いて下地完成です。

播種当日にTKシートというプール用のシートを敷いて、その上に苗箱を平置きします。

さてさて大雨というアクシデントがありましたが何とか、プール育苗準備完了です。

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